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医者が教える 若さ回復習慣 加齢で体臭はどう変わる?(日経トレンディネット)

(公開: 2018年10月11日)

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出典元: 自分のにおいは自分では分かりづらい。「もしかしたら自分のにおいで周りが迷惑しているのでは?」と気になるかもしれない。体臭は年を取るとどうなるのか

自分のにおいは自分では分かりづらい。「もしかしたら自分のにおいで周りが迷惑しているのでは?」と気になるかもしれない。体臭は年を取るとどうなるのか。においを少なくする対策はあるのか。

<加齢で体臭はどう変わる?>

●1 「加齢臭」が強くなる

 皮脂の潤いを保つ皮脂腺で、加齢とともにパルミトオレイン酸という脂肪酸が増える。これに過酸化脂質が結びつき、分解・酸化されると、ノネナールという古い本や枯れ草のようなにおい成分が生まれる。

●2 ラクトンC10・ラクトンC11が減り、若い女性特有のにおいが減る

 女性には若い頃特有の甘いにおいがある。そのにおいのもとはピーチやココナッツのような甘い香気成分、ラクトンC10とラクトンC11だ。だが、この成分は30代以降に減少する。

●3 唾液が減って、口内に雑菌が増加。口臭が強くなる

 年齢とともに唾液の分泌量は減る。唾液には、口の中で雑菌が増殖するのを抑制する自浄作用があるが、唾液が減ることによって口臭も強くなる。

●4 汗の中の乳酸がジアセチルに分解され、皮脂と混ざり、「ミドル脂臭」に

 汗に含まれる乳酸が皮膚表面にすむ細菌に分解されると、ジアセチルというにおい物質に。ジアセチルが皮脂のにおいと合わさると、使い古した油のような「ミドル脂臭」が発生。

●5 肝機能の低下や腸内環境の悪化で汗と一緒にアンモニア臭が排出される

 アンモニアは消化の際、肝臓で分別・排泄されるが、肝機能の低下や腸内環境の悪化があると、十分に分別・排泄されず、血中を巡る。汗からアンモニア臭が発生するように。

●6 汗腺機能が下がって、汗が濃くなり、においが強くなる

 汗は汗腺から分泌されるが、年齢とともに、活動する汗腺の数が減り、汗の量や体に必要なミネラルの再吸収機能が低下する。このためベタッとして、においの強い汗になる。

●7 ワキガは減ってくる

 ワキガ発生のもととなるアポクリン腺はフェロモンのような働きを果たしている。60歳以降、生殖の必要性がなくなると、アポクリン腺は急激に萎縮、ワキガも減ってくる。

●8 足のにおいは減る

 足のにおいは、汗のアンモニア臭と、足の角質をエサにする菌が分解した脂肪酸のにおいが合わさったもの。年齢とともに汗の量が減り、角質も薄くなるので、においは減る。

<体臭の老化防止にすべきことは?>

●口臭対策1:緑茶のカテキン抗菌作用

 緑茶カテキンは活性酸素を抑え、口臭のもととなる雑菌の繁殖を抑える働きがある。お茶をこまめに口に含むと、口臭を抑えられる。

●口臭対策2:梅干しのクエン酸が雑菌の繁殖を抑制

 梅干しに含まれるクエン酸が、口の中の雑菌の繁殖を抑えるとともに、その酸味によって唾液の分泌を促進する。

●体内対策:ビタミンCとEの抗酸化作用で活性酸素を抑制

 体内の脂質の酸化を防ぐために、抗酸化ビタミンをとろう。ビタミンC・E には強い抗酸化作用があり、同時にとることによって、互いの働きを高めることができる。

(イラスト/村林タカノブ)

五味常明さん
五味クリニック院長
医学博士。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科などで形成外科学を、多摩病院精神科などで精神医学を専攻。体臭多汗研究所設立。著書に『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)などがある。

「詳しい情報を知りたい方は、日経おとなのOFF 2018年11月号誌面でどうぞ。」






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