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大学不要論を展開する著名ブロガーたち、オンラインサロンはネット時代の大学になり得る?(THE PAGE)

(公開: 2018年10月26日)




[ 元の記事 ]
出典元: 写真:アフロ

著名ブロガーなど、いわゆるネット上の著名人が相次いで大学不要論を打ち出しています。多くの賛同が集まる一方で、やはり大学は必要との意見や大学不要論を煽るのはよくないという批判の声も出ています。ブロガーの人たちはなぜ大学は不要と主張しているのでしょうか。

 プロのブロガーとして知られているイケダハヤト氏は、以前から大学は不要であると主張してきました。今の時代はネットが発達しており、大学に行かなくても大抵のことは学べるようになったことや、大学の学費が高くコストパフォーマンスが悪すぎるというのがその理由です(ただしイケダハヤト氏は医師など資格が必須となる職業に就く人や、移住審査において大卒の資格が極めて重要となる海外移住希望者は別としています)。同じくブロガーのはあちゅう氏やちきりん氏も似たような主張をしています。

 こうしたブロガーたちが、今の時代にもっとも適した学びの場として推奨しているのがオンラインサロンです。オンラインサロンとは、私的な交流会であるサロンをネット上に展開したもので、ネット上の著名人が主催者となり、利用者は会費を払ってコミュニティに入会し、そこでいろいろなことを学ぶという仕組みです。

 確かに大学の講義とは異なり、実務的な話をたくさん聞けますし、主体的にサロン内で行動することで、自分が活躍するチャンスを見つけることも可能です。ネット時代ならではの新しいツールといってよいでしょう。

 一方、こうした主張に対しては反論や批判の声も多数寄せられています。埼玉県和光市の市長を務めている松本たけひろ氏は、「オンラインサロンが高等教育に取って代わることは未来永劫ない」と断定。「サロンの運営側の多数派は高等教育を終了していて、その地の基礎体力の上にそれぞれのメニューを提供しています」「ネット芸人さんの煽りは全部、ネット芸、稼業なので、真に受けてはいけません」と強く批判しています(のちに「ネット芸人」は「ネット芸能人」に訂正)。

 ネットのコミュニティが高等教育に取って代わることが「未来永劫」ないのかはともかく、松本氏が主張するように、大学不要論を主張するブロガーの多くは、早稲田大学、慶應義塾大学、一橋大学(推定)など、いわゆる一流大学を卒業しており、しかも著名な大企業への就職経験があります。

 ただイケダハヤト氏やちきりん氏は、自分が大学に通っていた時代と今とでは環境がまるで異なるとして、自身の学歴と大学不要論は関係ないとしています。

 特別な才能を持たない一般人にとって、学歴というのは、限定的なものとはいえ、自身の能力を証明する唯一の手段ですから、今後も一定の役割を持ち続けると考えられます。一方で日本の大学教育が社会の現実に合わなくなっているのも事実といってよいでしょう。ネット時代に合った新しい大学教育のあり方を議論する必要があるのは間違いなさそうです。

(The Capital Tribune Japan)



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