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ホスト帝王・愛田武さん波乱の最期 年商20億一転…一族間の争いと老人ホーム生活(東スポWeb)

(公開: 2018年10月27日)

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出典元: 老人ホームに入居していた愛田元社長(知人男性提供)

“ホストの帝王”の悲しすぎる晩年――。裸一貫から夜の世界で財を成し、新宿・歌舞伎町に日本最大のホストクラブ・グループ「クラブ愛」を作り上げた愛田武さん(本名・榎本武、元愛田観光社長)が25日午前3時すぎ、都内近郊の病院で静かに息を引き取った。78歳だった。ホストブームの“仕掛け人”としてテレビにもたびたび登場したきらびやかな人生、そして晩年の知られざる孤独な日々。一文無し同然で公共型老人ホームに入っていた愛田元社長の姿を関係者たちが明かした。

【写真】元カリスマホストの城咲仁

 愛田元社長といえば、歌舞伎町で立志伝中の人物として知られる。

 1968年にホスト業界に入るや、めきめきと頭角を現し、71年に「クラブ愛」をオープン。同店は豪華絢爛な“夜の城”として大評判となり、連日、長蛇の列ができる歌舞伎町の名所となった。城咲仁(41)らの人気者も輩出し、愛田元社長はホストブームの仕掛け人としてテレビをはじめメディアに引っ張りだこの億万長者として名をはせた。

 店には有名芸能人も多数訪れにぎわい、その豪放磊落(らいらく)な生きざまは、ドラマや映画にもなった。

 また、ホスト文化の健全化に尽力し、ホストクラブ協力会初代会長を務め、歌舞伎町の顔役として知られた。

「武社長自らテレビに出演して『愛』の名を広め、一時は歌舞伎町に複数の系列店を出店、年商は20億円以上に達しました」(同店関係者)

 一方、大の艶福家で次々に子供が名乗り出るなど、家庭ではトラブルに見舞われた。

 親しみやすい人柄と強力なリーダーシップで数百人の個性豊かな猛者たちをまとめ上げたが、大食漢で酒好きだったため、3度も脳梗塞を患って引退。そこに一族の覇権争いが勃発し、子供が次々に自殺。

 晩年を知る知人男性が証言する。

「詳しい経緯は分かりませんが、武さんは認知症を患っていて、4年ほど前から『愛 本店』の実質的な経営権は大手ホストチェーンが握っていました。そのため、武さんの収入はほぼゼロ。おまけに都心に保有していた億ションも、いつの間にか売却されていたんです。主に次女が武さんの面倒を見ていましたが、数年前から東京都稲城市にある、利用料が安価な公共型施設の老人ホームに入居しました」

 この知人男性提供の写真を見ると、トレードマークだったヒゲは剃り、オールバックでまとめていた頭髪はすっかり白くなっていた。

「一文無し同然になった武さんですが、老人ホームではよくビールを飲んでいましたね。昔お世話になったというホストや従業員がちょくちょく面会に来て、差し入れしてくれるんです。それも現役ホスト時代と同じように、冷やさずに飲むのが定番。『ビールはぬるいサッポロに限る』が口グセでした。認知症がかなり進行している様子でしたが、歌舞伎町の話題を振ると、ハキハキした口調で『また歌舞伎に戻りたいね~』と話していたのが印象的です」

 1か月半ほど前に体調に異変が生じて都内の病院に入院。心臓にペースメーカーを埋め込み、肺炎にかかったため胃ろうの処置を施した。

 親族によると「食べるとむせるようになり、食事も取れずに衰弱していたが、胃ろうにして顔色が良くなり、先週は言葉が出るようになった。ただ、ひどい貧血で原因が分からなかったので、今週にも詳しい検査を予定していた。快方に向かっているとばかり思っていたので残念。食べることが好きだった人なので、楽しみがなくなって嫌だったのかもしれない」という。

 喪主、通夜、葬儀とも未定で、社葬にする可能性もあるという。本紙にも何度も登場し、ユニークなコメントで楽しませてくれただけに、心からご冥福をお祈りしたい。






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