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「あの時大学をやめなければ…」地方出身女子、夜職で大学中退……後悔で不眠の毎日(Suits-woman.jp)

(公開: 2018年11月10日)

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パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり派遣先に就業に行く契約で、派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「なぜ派遣を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

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「東京で生活するってお金がかかります。派遣社員だと家賃払ってご飯食べるだけで精いっぱい」と潮見春香さん(仮名・28歳)は語ります。彼女は奈良県出身で、私立大学への合格を機に上京して10年。現在は家賃6万円のワンルームマンションに住み、派遣社員として月15万円を得つつ、週3で地元のスナックでのバイトを続けています。料理を一切しないので、まとめて炊いたご飯を冷凍し、レンチンして、ふりかけと生卵をかけて食べるだけ。

ロングヘアを巻いており比較的美人の部類に入りますが、栄養不足からか肌荒れが激しく、肌がカサついていて、どこか暗い印象を受けます。使い込まれて黒ずんだフランスブランドのトートバッグからは、マイボトルと弁当箱、そして薬の袋が見えます。

「地方出身者が東京で生活する……そのこと自体がムリゲー。家賃と生活費を払うと、手元にお金が残らない。誘惑も多いですし。私が育った街って、スーパーマーケットがあるだけの僻地。上京して初めて新宿に行ったとき、欲しいものがありすぎて、足元が震えましたもん。雑誌に出ていたもの、食べたいものが何でもある。片っ端から手に入れたくなって、気が付けば親からの毎月の仕送り20万円を使い果たしていました」

買物は快楽だったそうです。好きなブランドの店員さんと仲良くなれたことも誇らしかったとか。

「私が最初に買物した店員さんが、天使であり悪魔みたいな人だったんです。私は背が低くてぽっちゃりしている体型がコンプレックスだったのですが、『女性らしくてかわいらしい人には、こういうフレアのワンピースが似合いますよ』などと言い、気が付くとすすめられたものを全て買ってしまう。田舎出身なことがコンプレックスだったので、私はお店では、“吉祥寺の実家に住む会社社長のお嬢様”を演じて、毎月10万円くらい買い物していました」

それだけの金額を使ってしまうと、家賃も生活費も残りません。春香さんの両親は、市役所に勤務する公務員。一人娘が東京の中堅私大に進学させることには大反対だったのですが、「東京でグローバルな経済を勉強したい」と熱弁する春香さんの情熱にほだされて、上京を許しました。

仕送りの20万円は、母親の「バイトなどをせずに勉学に集中しなさい」という気持ちから決められたといいます。春香さんの母は、自分の月給をほぼ丸ごと、娘に仕送りをしていたといいます。

「親も悪いんですよ。お金の使い方を教えてくれず、20万円という大金を私に渡してしまうんですから。18歳の小娘に、そんなお金を渡されたら、好きに使うに決まっています。もちろん感謝はしていますよ。でも、何の免疫もないところに、『あなたを信じているから』と言われても、目の前の買い物欲に、全ては吹っ飛んでしまいます。親が家賃と光熱費を払い、残りで生活するというんだったら、私の未来は違ったものになっていたはず」






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