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「イッテQ!」ヤラセ疑惑 急転・日テレ社長謝罪3つの裏(東スポWeb)

(公開: 2018年11月19日)




[ 元の記事 ]
出典元: 急転、大久保社長が謝罪した日本テレビ

急転謝罪のワケとは――。日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」のヤラセ疑惑について、同局の大久保好男社長(68)が15日、制作過程の不備を認めて謝罪し、問題のお祭り企画を当面休止すると発表した。同番組の“お祭り男”宮川大輔(46)の役目は事実上終了。これまで日テレ側は、現地コーディネート会社に責任転嫁しようとしていたが、一転して社長が頭を下げたのはナゼか? その裏には番組MC内村光良(54)の“ご意向”など、3つの事情があった。

 大久保社長は15日、自身が会長を兼務する日本民間放送連盟(民放連)の定例会見に出席。一連のヤラセ疑惑について「『イッテQ!』という番組は、ロケ先やスタジオで起きたことをありのままに伝え、ありのままに見せることを大切にしてきた番組」としたうえで、問題のお祭り企画は「制作陣が祭り企画の解釈を拡大しすぎて、視聴者の皆様が祭りという名前でイメージするには無理があるものまで祭りとして扱うようになってしまった。その結果、祭りという企画に疑念を生じさせてしまったのではないか」と説明した。

 スクープした週刊文春によると、疑惑の放送は今年5月放送の「橋祭りinラオス」、さらに昨年2月放送の「カリフラワー祭りinタイ」。

 日テレは「橋祭り」報道直後の8日に書面などで「企画は現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」と説明。だがこの日、大久保社長は「コーディネーター会社を通じ、それぞれのケースに応じて開催費用や参加費、賞金、謝礼などを支払っているとのことでした」と修正して謝罪した。

 外部への責任転嫁を指摘する声にも大久保社長は「現地のコーディネーターは外部の人とはいえ、我々の大切な協力者で、番組の成立に不可欠な存在。番組サイドの方であるということは間違いありません」と述べ、日テレに全責任があることを明確にした。

 週刊文春が15日発売号で疑惑第2弾として「カリフラワー祭り」を報じたことも影響し、大久保社長は「当面、お祭り企画は休止といたします」と宣言した。

 前日14日、日テレは「企画の確認が不十分なまま放送に至ったことについて当社に責任があると考えております」と方向転換していたが、8日のコメントと姿勢が180度変わったのはナゼか? ポイントは3つだ。

「文春報道を受け、社内チームがお祭り企画約110本を現在調査しているが、早々にラオス、タイのほかにもヤラセが疑われるお祭りが出てきた。“これ以上、シラを切るのは難しい”という判断になった」(同局関係者)というのが一つ。

 2つ目は番組MCの内村と、お祭り企画で体を張ってきた宮川の存在。内村は疑惑発覚後、初のスタジオ収録となった13日、カメラが回る前で観覧者に対し「申し訳ありません」と謝罪。宮川は文春記者の取材に真剣な表情で「しっかり調べてください」と訴えていた。

「2人は制作サイドが番組をより面白くするために、ヤラセをしてしまったと考えている。だから、内村さんは怒鳴り散らすというよりは『潔く非を認めた方がいい』という考え。宮川さんも『ちゃんとしなければいけない』と制作陣を叱咤したそう。2人がそういうスタンスだから、日テレも過ちを認めるしかない」(同)

 最後は視聴率だ。11日に放送された同番組の平均視聴率は16・6%を記録。前週4日放送の18・3%から1・7ポイント下回ったものの、根強い人気を示した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 テレビ関係者は「日テレは胸をなで下ろしたでしょう。これだけの数字を取れば、スポンサー離れは防げそう。文春には『1週間の楽しみを奪うな!』と抗議電話が寄せられているそうで、こんなファンの声も追い風。そうした状況ならば、謝罪して一日も早く騒動を幕引きし、番組を継続した方が得策と日テレは考えるでしょう」と話す。

 大久保社長は「ヤラセやでっち上げの意識はなかった」と故意性は否定したが、放送倫理・番組向上機構(BPO)は日テレに報告書の提出を求めており、すんなり番組継続となるかはまだわからない。