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正社員をちらつかせ密室での食事。執拗なボディータッチと説教の2時間……会社の言い分は「弱者が悪い」(Suits-woman.jp)

(公開: 2018年11月20日)

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ハリウッドで表面化したセクハラ問題をきっかけに、SNSなどで性暴力被害者に連帯する「#metoo」運動が拡大。そして、あらゆるハラスメントの根絶、マイノリティーの安全、平等を求めるセクハラ撲滅運動「TIMES UP」も起こりました。そこで注目したのは、“反論する声”を持たぬ一般人である女性が受けたセクハラ、パワハラについて。彼女たちが、様々なハラスメントにどう向き合ったのかを本連載では紹介していきます。

お話を伺った梅澤明子さん(30歳・仮名)は、現在、アルバイトとしてECサイトの運営会社で働いています。その前まである一般企業で契約社員として働いていました。そこのハラスメントが激しかったと語ります。まずはキャリアを伺いました。

「18歳からアメリカに留学し、あるカレッジでデザインを勉強しました。22歳のときにアジア系アメリカ人と結婚し28歳で離婚するまでアメリカで生活していました。当時の仕事は、IT関連会社でwebサイトのデザインをしていました。元夫が投資家だったので、そこそこの生活ができていました。相手の浮気が原因で離婚したので相応の慰謝料ももらって、両親と家族がいる東京に帰ることにしたのです」

東京都杉並区の実家に住みながら、仕事探しを始めました。海外生活が長く英語が堪能、華やかな美貌と、洗練された雰囲気を持つ梅澤さんは、自分に自信があったそうです。

「でも全滅。日本の企業は私みたいな海外生活が長い人間を使いこなせない。それに、私は“職歴なし”にされてしまうんです。多少専門的な知識があっても、アメリカで通用しても、日本では使えない。引っ張ってくれる人脈もいないし、“何もできない人”なんですよ」

ある会社の面接では「英語ができるって、みんなできるんだよね。他に何ができるの?」などと攻撃的な質問をされたこともあったとか。

「私って、エラそうに見えるみたいなんです。それは表情が少ないからなんですが……。よく『顔はキレイなのに、怖いよね』などと言われることもあります。自分では笑っているつもりなのに、笑えないんです。離婚の原因のひとつは、私がいつもつまらなさそうにしていることでした」