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保釈・新井浩文被告“異常性癖”矯正の限界(東スポWeb)

(公開: 2019年03月03日)




[ 元の記事 ]
出典元: 車内でうつむいたままの新井被告(右)

待ち受けるのは違約金地獄と刑務所行きのプレッシャー。派遣型マッサージ店の30代女性従業員への強制性交罪で起訴された俳優の新井浩文(40=本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告が27日、勾留先の警視庁本部から保釈された。保釈保証金は500万円。身柄拘束を解かれたとはいえ、今後始まる裁判では被害者との示談なしで有罪判決なら実刑もあり得る。事件の余波も大きく、出演作の公開中止への謝罪や賠償問題など処理すべき案件は山積。事件以外でも女性から指摘された性癖の“矯正”も取り沙汰されかねない――。

 2月1日の逮捕から、およそ1か月ぶりに姿を見せた新井被告。保釈保証金は500万円で、当局からは「被害女性への接触禁止」が厳命された。

 改めて事件を振り返ると、発生は昨年7月1日午前4時ごろ。東京・世田谷区の自宅マンションに派遣型マッサージ店に勤める30代女性Aさんを呼びつけ、強引に性行為に及んだ。当時、新井被告は酒を飲んでおり、警察の調べに「記憶があいまい」と供述していたが、Aさんが訪れた部屋は真っ暗で、顔バレしないための計画性もうかがえる。

 乱暴についても「合意の上だった」という当初の主張が、その後「(Aさんの)頭などは押さえていない」「Aさんがそう言うのならそうでしょう」「申し訳ないことをした」と変遷。捜査関係者によると「頭を押さえつけた以上のこともしている」という。

 同被告は強制性交容疑で2月21日に起訴。有名俳優による前代未聞のレイプ裁判が確定した。

 今後、新井被告がすべきことは3つ。最優先は初公判(期日未定)までにAさんとの示談交渉をまとめることだ。立件される前からAさん側と水面下で交渉していたが、同被告の「金さえ払えばいいんだろ」的な態度にAさんが激怒。以後、没交渉となっている。事情を知る関係者の話。

「保釈中、新井被告はAさんに近付けないので、示談交渉は代理人が行うことになる。逮捕後もAさんは怒り心頭なことから、交渉は難航が予想される」

 強制性交罪は5年以上の有期懲役刑。普通なら有罪=実刑となるが、被害者との示談がまとまれば軽減され、有罪でも執行猶予がつく3年以内の懲役に収まる可能性がある。それだけに、新井被告にとって示談の成否は死活問題だ。

 2つ目は、逮捕により甚大な被害を与えた仕事先への謝罪。すでに主演映画「善悪の屑」は公開中止が決まり、昨年放送された人気ドラマ「今日から俺は!」は、今後発売されるDVDのため同被告の出演シーンは撮り直しに。NHKでは2016年の大河ドラマ「真田丸」をはじめとした10作品の映像販売が中止となり、莫大な損害額になることは必至。過去の出演作品までレンタル中止や配信停止となれば、その額は5億円以上ともいわれている。

「元所属事務所の幹部と仕事先を回り、土下座するハメになる。もちろんそれで済むはずはなく、巨額の違約金が請求されるだろう」(関係者)

 勾留を解かれた途端、返済不能の借金に直面するようなものか。

 最後は、異常性癖の矯正。同被告がドSで、乳首をかみちぎろうとしたり、縛って放置する、挿入時に首を絞める“窒息プレー”にハマっていたという風俗嬢の証言は本紙で既報。ほかにも、避妊具をつけずに挿入したり、卑猥な言葉を浴びせ続けたり、許可なしに器具をブチ込むなどの行為でクレームが殺到していたという。

 同被告を知る人物は「飲み会ではエロの武勇伝ばかり。あまりのドSぶりに周囲がドン引きしても、本人は平然。笑いながら『オレはビョーキなんだよ』と話すこともあった」と明かす。

 臨床心理士の矢幡洋氏によれば「性的サディスティック。相手の苦痛を巨大化させてやろうという心の持ち主。しかもサディズムだけではなく、(Aさんが訪れた)部屋が真っ暗だったことから、恐怖心をあおり、相手を支配し、自分が優位に立っている状況をつくり出している。それに満足しているのだと思います。これは本当にタチの悪いタイプです」という。

 こうした性癖の延長線上にレイプがあるのだとすれば、罪を償っても再犯の可能性は否定できない。だとしたら矯正を試みなければならない。

 矢幡氏は「日本はそのあたりの治療が遅れているので、現実的には厳しいかもしれません。SMクラブに行く人はその場ではサディスティックになりますが、普段の生活ではコントロールできていますからね。彼の場合はちょっと違うかなぁ」と話す。

 芸能界の一部からは「もう去勢するしかない」という声も聞かれるが…。運命の初公判で、同被告は自分の異常性癖をどう証言するのだろうか。