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タトゥがあると銭湯・温泉に入れないワケ(All About)

(公開: 2019年03月08日)

[ 元の記事 ]
出典元: 今でも公共の入浴場においてタトゥを拒否されるのはなぜなのか、日本の歴史からその理由を探ります。

入れ墨(刺青)やタトゥを入れる人が銭湯や温泉施設で入場を拒否されるといった話がここ数年で話題となることが多くなってきました。

私たちの生活習慣が変わりつつあることも入れ墨拒否の賛否が話題となる要因でしょうが、そもそもなぜ日本では入れ墨が銭湯・温泉の入場拒否につながっているのでしょうか?

ここではそのルーツと理由を探ってみます。

日本の歴史を紐解いてみてみると、土偶に描かれた紋様から、縄文時代には入れ墨をいれていたのではないかと考えられています。その後、どこの誰なのかを示すために入れ墨が用いられるようになったようです。

奈良時代頃には入れ墨は刑罰の一種となっていきます。江戸時代には罪人に対して罪として入れ墨を入れ、地域によってその入れ墨の内容も異なったようです。

面白いのが、紀州(和歌山)では罪人に対して「悪」と腕に入れ墨を入れたようで、見せしめの対象となっていたと思われます。そのほか、何度も犯罪を繰り返す罪人には「大」や「犬」といった文字を額に入れることも行われていました。

その後、明治時代になると、近代国家体制を目指すべく、1872年の太政官令により入墨刑が廃止され、また装飾用途としても入れ墨を入れる行為が禁止されていきます(野蛮に映ったのでしょう)。

それ以降、1948年まで日本において入れ墨は非合法となります。こうした歴史的背景から、現代まで続く「入れ墨」が反社会的といわれる所以だと思われ、入れ墨に対して日本では「マイナス」「ネガティブ」なイメージが定着したものと思われます。