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TBS今度は脳死移植番組が物議 ドナー両親が提訴の「人権侵害」中身(東スポWeb)

(公開: 2019年04月09日)




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出典元: TBS

2017年7月に放送されたTBSの番組を巡り、広島地裁で損害賠償訴訟が提起されることになった。

 提訴を前に東京都内で会見したのは、17年5月に岡山大病院で行われた脳死肺移植手術で、肺の提供者(ドナー)となった男児の両親。この手術を密着取材したTBSの番組「スーパードクターズ」を見て「強い精神的苦痛を受けた」としている。両親はTBSと同病院、日本臓器移植ネットワークを相手取り、1500万円の損害賠償を求め、今月中旬にも提訴するという。

「番組からは事前に連絡も説明もなかった。男児の名前や特定される情報はなかったものの、明かされた手術日などから知人に知られ、プライバシーを侵害された」としているのは両親と弁護人。

 手術シーンでは、男児の肺がモザイク処理などされず、そのまま映っていたことで、母親は「夢で息子に会うことだけが慰めだったのに、夢の中でさえ、肺(の画像)になってしまった」と訴えた。さらに、執刀医が「もくろみ通り」「軽くていい肺」などと配慮を欠く発言をするシーンもあった。このため、両親は「個人をしのぶ権利なども侵害された」としている。

 TBS広報部は「臓器移植法のガイドラインに従って個人情報やプライバシーの保護に最大限留意して制作、放送した。訴状を受け取り次第、対応を検討する」としている。

 TBSの番組を巡っては、情報バラエティー番組「爆報!THEフライデー」で「400万円持ち逃げ男」として再現ビデオで描かれ、人権を侵害されたとして、芸能プロデューサーが告発。BPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てしていたことは本紙既報通りだ。

 テレビ関係者は「民放の中でも、とかく官僚的といわれるTBSの傲慢さがまた表れた形。特に配慮が必要な臓器移植をめぐる放送だけに、どこまで事実を明かしていいのか、判決が注目される」と話す。