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服の販売員は痩せ体型が基本?上司からの「太ったんじゃね?」に傷つく心(Suits-woman.jp)

(公開: 2019年04月23日)

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ハリウッドで表面化したセクハラ問題をきっかけに、SNSなどで性暴力被害者に連帯する「#metoo」運動が拡大。そして、あらゆるハラスメントの根絶、マイノリティーの安全、平等を求めるセクハラ撲滅運動「TIMES UP」も起こりました。そこで注目したのは、“反論する声”を持たぬ一般人である女性が受けたセクハラ、パワハラについて。彼女たちが、様々なハラスメントにどう向き合ったのかを本連載では紹介していきます。

お話を伺った堀本里美さん(38歳・仮名)は、都内の中堅私立大学を卒業しています。付属中学校からのエスカレーターだったと言います。どんな環境で学生時代を過ごしたかを聞きました。

「付属校は女子高で、女の子ばかり。真面目で地味な私立高校だから、男性の目を気にせず、のびのびと育ちました。私の母も同じ学校卒業だから、先生方からもかわいがられました。先生も女性が多かったです。でも、小学校の同級生や塾の友達とはよく会っていたので、男性に免疫がないわけではありません。高校時代は彼氏もいました。地味な大学ですが、彼氏もいて、楽しい4年間を過ごしましたよ」

里美さんは大学卒業後、アパレルメーカーに勤務し、1年で転職。その後、転職を繰り返し、今はIT関連会社に勤務しています。堀本さんはベーシックな服を着ており、ファッション命なタイプではありません。アパレルに勤務した理由を伺いました。

「洋服が特別好きだったのではなく、就職できたのがその会社だけだったのです。ブラックといえばブラックですが、福利厚生もしっかりしていたし、残業代も一定金額までは出ました。給料は安かったですが、生活できないほどではなかった。問題は、ある30代の男性チーフが女性社員の体型について、指摘することでした」

チーフは背が高く、スリムでかつてモデルとして活躍していた過去もあったそうです。

「言葉がヤンキー口調というか、フレンドリーなのにグサグサくることを言うんです。例えば『お疲れ~。なんだ、お前ちょっと太ったんじゃないか。それじゃ売れるものも売れないぞ!』みたいな感じ。チーフは見た目がかっこいいし、優しいところがあり、基本的に部下思い。だから、女性社員はつい意識してしまいますし、私もそうでした。そんな“ちょっと好き”程度の人から、気にしている体型のことを言われると、食べるものも食べずに痩せようとしてしまいますよね」